ブルッチ(イラスト・書割)
BLUTCH
BLUTCH
フランスの人気コミック作家。ブルッチ(Blutch)は、学生時代からのニックネームで、本名はChristian Hincker。1967年ストラスブール生まれ。月刊のコミック雑誌「Fluide glacial」のコンテストで見出され、デビュー。グラフィカルで、ユーモアと詩的インスピレーションあふれる作風から、フランスで最も才能のあるコミック作家のひとりと評される。
レネ作品では、『風にそよぐ草』以降3作すべてのポスターを担当、本作では、オリジナル・ポスターのほか、劇中画も手がけている。また、カイエ誌のアラン・レネ追悼特集号では自宅でくつろぐレネのイラストを手掛けた。2009年には、アングレーム国際漫画祭より、漫画の発展に寄与した作家に贈られるグランプリを授与された。
ブルッチ 公式サイト:http://www.pastis.org/blutch/
ブルッチ 公式サイト:http://www.pastis.org/blutch/
アラン・エイクボーン(原作戯曲)
Alan AYCKBOURN
Alan AYCKBOURN
イギリスの劇作家、演出家。1939年ロンドン生まれ。17歳の時に、舞台演出家で、円形劇場のパイオニアとしても知られるスティーヴン・ジョーゼフと出会ったことがきっかけとなって、演劇の道へと進む。1972年から2009年までは、スティーヴン・ジョーゼフ劇場の芸術監督を務めた。ほとんどの作品は、劇場のために書き下ろし、その後、ロンドンやニューヨークなどで上演されている。イギリス中流階級の日常生活を描いた作品が多く、シチュエーション・コメディーの名手とも言われる。1987年には英帝国勲爵士(CBE)に、1997年にはナイトに叙されている。アラン・レネが、アラン・エイクボーン作品を手がけるのは、「Intimate Exchanges」を映画化した『スモーキング/ノースモーキング』、「Private Fears in Public Places」を映画化した『六つの心』に続いて『愛して飲んで歌って』が3作目。本作の劇中で、登場人物たちが演じる戯曲は、アラン・エイクボーンの「こちらがあたしのお父さん(Relatively Speaking)」だとされる。