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■解説
男は、青年に自分と同じ味覚を持たせようと思った。それが「もう一人の自分」をつくる手始めだった。青年は男の味覚を共有し、その分身となり、最後には相手を乗っ取れると思った。お互いに、手繰り手繰られ、魅了し魅了される心理ゲームは、同じ感動、同じ歓び、同じ絶望を感じるまでつづき、その「趣味=テイスト」の問題が命にかかわる危険なゲームへとつきすすんでいく。これは、復讐よりも、脅迫よりも、いちばん怖いサイコティックでセンシュアルなサスペンス。
■物語
洗練された趣味を持ち、美食家として知られる経済界の実力者フレデリック。ある日、彼は青年ニコラに出会い、料理を的確な言葉で表現する才能があることに気づくと、自分のパーソナル・テイスター(試食係)になるよう多額の報酬を提示する。やがてフレデリックは料理の味見だけでなく、ありとあらゆる事をニコラに“味見”させるようになる。そして、その危険な戯れは二人をそれぞれの深淵へとひきずりこんでいく…。
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