葡萄畑に帰ろう
作品情報
2018年ロシア・アカデミー賞最優秀外国語映画賞
大らかなユーモアと空想力で虚言に満ちた権力社会を風刺。
ジョージア映画史に残る傑作『青い山ー本当らしくない本当の話』の
最長老エルダル・シェンゲラヤ監督が21年ぶりに贈る人生賛歌。
故郷に残した母のことはすっかり忘れ、政府の要職で大臣の椅子の座り心地を満喫しているギオルギ。妻を早くに亡くし、娘とは少し折り合いはわるいものの、新しい恋まで手に入れた。それなのに、突然、大臣をクビに。ギオルギは災難に見舞われる。
監督は『青い山―本当らしくない本当の話』の名匠エルダル・シェンゲラヤ、85歳。『放浪の画家 ピロスマニ』のギオルギ・シェンゲラヤ監督を弟に持ち、ジョージア映画界の最長老として多くの人々に尊敬されている。実際に政界に身を置いていた監督自身の経験があればこそ描くことができた権力社会への痛烈な風刺を、大らかなユーモアで包み、ジョージアの魂=葡萄畑が広がる故郷への愛を謳う。