ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン
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作品情報
映画学校の留学生ソンは、人形劇師スザンヌの息子シモンのベビーシッターを始める。新作劇の準備や住宅問題、夫との不和で神経過敏になっていたスザンヌの生活は、ソンとシモンの存在により徐々に変化してゆく。そんな彼らを優しく見守るように、赤い風船がパリの街を浮遊している。 2007年、オルセー美術館開館20周年事業として立ち上がった映画制作プロジェクト。 第一回監督に指名されたホウ・シャオシェンは、数多あるテーマから『赤い風船』(56)とアルベール・ラモリス監督へオマージュを捧げることを選んだ。 こうして誕生した『ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン』は、2007年カンヌ国際映画祭に『赤い風船』と共に出品され、名作から新たな名作が生まれることを証明するにふさわしいものとなったのだった。