それから

2018年6月9日(土) ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開

カンヌが熱い視線を送った、今、世界一センセーショナルな監督と女優。
名匠ホン・サンス×キム・ミニ(『お嬢さん』)が紡ぐ、男と女の可笑しみ。
そこはかとなく漂うユーモアが理不尽な世の中を突き破る。


監督・脚本:ホン・サンス 出演:クォン・ヘヒョ、キム・ミニ、キム・セビョク、チョ・ユニ、キ・ジュボン、パク・イェジュ、カン・テウ

製作:チョノンサ・フィルム 撮影:キム・ヒョング 録音:ソ・ジフン 編集:ハム・ソンウォン 音響:キム・ミル 
2017年/韓国/91min/モノクロ/ビスタ/5.1ch 原題:클레어의 카메라 英題:The Day After 日本語字幕:根本理恵 配給:クレストインターナショナル

714日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー

INTRODUCTION

カンヌ映画祭からシネマ・マジックともいえる作品が生まれた。

ホン・サンスがお気に入りの女優二人と一緒に、魔法を使ったかの如く撮りあげた『クレアのカメラ』。本作が撮影されたのは、2016年のカンヌ映画祭。イザベル・ユペールはポール・ヴァーホーヴェン監督作『エル ELLE』、キム・ミニはパク・チャヌク監督作『お嬢さん』と、共にコンペティション部門出品の映画の上映でカンヌに来ていた。その機会を利用したわずか数日の撮影で、このチャーミングな映画は生まれたのだ。

本作の見どころの一つがカンヌ映画祭の裏事情だ。女癖の悪い映画監督、監督と男女の関係にある映画会社の女社長、監督と火遊びしてしまった映画会社の社員。虚実ないまぜの設定でそれぞれの思惑が交錯する。映画祭には魔物が棲んでいるといわれるが、まさに本作では華やかな舞台の陰で繰り広げられる人間模様がユーモアたっぷりに描かれる。 まるでジグソーパズルのように、ばらばらだったピースが最後にピタリとはまるとき、見るものは思わずニヤリとしてしまうことだろう。

STORY

映画会社で働くマニ(キム・ミニ)は、カンヌ国際映画祭への出張中に、突然社長から解雇されてしまう。帰国日を変更することもできず、一人カンヌに残ることにしたマニは、ポラロイドカメラを手に観光しているクレア(イザベル・ユペール)と知り合う。クレアは、自分が一度シャッターを切った相手はもう別人になるという自説を持つ、不思議な人物だった。そこで二人は、マニが解雇を言い渡されたカフェに行き、同じ構図で写真を撮るのだが……。

CAST

イザベル・ユペール(クレア)
Isabelle Huppert
1953年3月16日生まれ。クロード・シャブロル監督作品に欠かせない存在として、『主婦マリーがしたこと』(88)、『沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇』(95)、等に出演。ジャン=リュック・ゴダール、アンドレ・テシネ、モーリス・ピアラ、フランソワ・オゾンなど名だたる監督の作品に出演を重ねる。2001年のカンヌ国際映画祭でグランプリ、最優秀主演女優賞、最優秀主演男優賞の三冠に輝いたミヒャエル・ハネケ監督『ピアニスト』で世界に衝撃を与えた。ハネケ作品では他に、カンヌ国際映画祭パルムドール受賞の『愛、アムール』(12)、『ハッピーエンド』(17)にも出演。2016年には、ミア・ハンセン=ラブ監督『未来よ こんにちは』とポール・ヴァーホーヴェン監督『エル ELLE』が欧米の賞レースを席捲し、『エル ELLE』で第89回アカデミー賞®主演女優賞にノミネートされた。ホン・サンス監督とは『3人のアンヌ』(12)でのコラボレーションに続いて二作目。
チョン・ジニョン(ソ監督)
JUNG JINYOUNG
1964年11月19日生まれ。イ・チャンドン監督『グリーンフィッシュ』(97)に続いて出演した、キム・ユジン監督「A Promise(約束)」(98)で青龍映画賞と大鐘賞の助演男優賞を受賞。その他の主な出演作は、韓国で歴代動員記録を更新したイ・ジュニク監督『王の男』(05)、イ・ファンギョン監督『7番房の奇跡』(12)、ユン・ジェギュン監督『国際市場で逢いましょう』(14)、ユ・ハ監督『江南ブルース』(15)等。チャン・フン監督『タクシー運転手 約束は海を越えて』(17)に特別出演している。
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