- キアラ・カゼッリ Chiara Caselli(シルヴィア・カンヴェル Sylvia Canvel)
- 1967年12月22日、イタリア・ボローニャ生まれ。1990年、フランチェスコ・マゼッリ監督の「Il Segreto」で、映画デビューを果たす。1993年、リリアーナ・カヴァーニ監督「Dove siete? Io sono qui」で、Italian National Syndicate of Film Journalists最優秀主演女優賞を受賞、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞最優秀主演女優賞にノミネートされた。主な出演作は、ガス・ヴァン・サント監督『マイ・プライベート・アイダホ』(91)、ニーノ・ビッツァリ監督「Signe de feu」(91)、ジェラール・コルビオ監督『めざめの時』(91)、フィオレッラ・インファシェッリ監督『魚のスープ』(92)、パオロ&ヴィットーリオ・タヴィアーニ監督『フィオリーレ 花月の伝説』(93)、コスタ・カヴラス監督「La petite apocalypse」(93)、ミケランジェロ・アントニオーニ監督『愛のめぐりあい』(95)、マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督『夜ごとの夢/イタリア幻想譚<第三夜・炎の中の雪>(96)、マルコ・ベキス監督「Garage Olinpo」(99)、ローランド・ステファネッリ監督「II prezzo」(00)、ダニエル・ビュルマン監督「En attendant le Messie」(00)、ダリオ・アルジェント監督『スリープレス』(01)、リリアーナ・カヴァーニ監督『リプリーズ・ゲーム』(02)、カルミネ・アモローゾ監督「Cover boy」(07)、ダニエレ・ヴィカリ監督「The past is a foreign land」(08)、マルコ・ベキス監督「Birdwatchers」(08)。今後はジャコ・ヴァン・ドルマル監督最新作「Mr.Nobody」(09)の公開が控えている。
また、女優業のほか1999年に短篇映画「Per sempre」を監督。ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞最優秀ショートフィルム賞にノミネート、Italian National Syndicate of Film Journalistsではシルバーリボン賞を受賞している。
- ルイ=ドー・ド・ランクザン Louis-Do de Lencquesaing(グレゴワール・カンヴェル Grégoire Canvel)
- 1965年12月25日パリ生まれの舞台演出家・役者・映画監督。ペリモニー演劇コースで学び、舞台役者としてのキャリアをスタート。代表作は、アンドレ・アンジェル演出のゲオルク・ビューヒナー作[ヴォイツェック](92)、ヴァレール・ノヴァリーナ演出 [Vous qui habitez le temps](95)、ブリューノ・バイヤン演出、ライナー=ヴェルナー・ファズビンダー作[Plus q’une tranche du pain](97)、[Espions etxélibataires](05)、[les Névroses sexuelles de nos parents](06)。また、自らも演出家として、アルフレッド・ド・ミュッセ作[Il faut qu’une porte soit ouverte ou fermé
e](94)、ジョン・ミリントン・シング作[谷間の影](94)、フランク・ウェーデキント作[le Chanteur d’opéra](96)、イングマール・ベルイマン作[Après la répé
tition](97)、ノエル・ルノー作[La Comédie de Saint-Etienne](00)、サラ・ケイン作[Anéantis](00)、マーティン・クリンプ作の[La campagne](03-04)と[Probablement les Bahamas](06)等を手がけている。
映画初出演はクロード・シャブロル監督の『ボヴァリー夫人』(91)で、以後アルノー・デプレシャン監督の『20歳の死』(92)、『魂を救え!』(92)で役を得る。その後も舞台のほか、ジャン=リュック・ゴダール監督『ゴダールの決別』(93/DVD)や、ペーター・ハントケ監督「L’absence」(96)、パスカル・ボニゼール監督の「Encore」(96)と「Petites coupures」(03)、レティシア・マッソン監督「A vendre」(98)、オリヴィエ・アサイヤス監督『感傷的な運命』(00)、ジョゼ・ダヤン監督『デュラス 愛の最終楽章』(01)、ギョーム・ニクルー監督「Une affaire privée」(02)、ティエリー・ジョス監督「Les invisible」(05)、ミヒャエル・ハネケ監督『隠された記憶』(05)、諏訪敦彦監督『不完全な二人』(05)等に脇役で登場し続ける。そして、2006年のイジルド・ル・ベスコの愛人を演じたブノワ・ジャコ監督「L’intouchable」で、彼の名はより一般に知れることとなった。2008年にはアガット・テシエ監督の「La femme invisible」に出演している。
- アリス・ド・ランクザン Alice de Lencquesaing(クレマンス・カンヴェル Clémence Canvel)
- 主な出演作に、パスカル・ボニゼール監督「Petites coupures」(03)、ヴァンサン・マルトラナ監督「La derive des continents」(05)、セリーヌ・シアマ監督『水の中のつぼみ』(07)、オリヴィエ・アサイヤス監督『夏時間の庭』(08)がある。本作の父役、ルイ=ドー・ド・ランクザンとは実の親子。
- エリック・エルモスニーノ Eric Elmosnino(セルジュ Serge)
- 1964年5月2日、オー・ド・セーヌ県生まれ。パリ国立高等演劇学校で学んだ後、舞台役者としてデビュー。ローラン・ペリーやジャン=ピエール・ヴァンサン、ジョルジュ・ラヴォダンといった著名な舞台演出家から信頼を得、彼らの演出するシェイクスピアやモリエール、ド・ミュッセ、ブレヒト作の名作に数多く出演している。古典劇・現代劇問わずその演技力は高く評価され、2000年にルイ=ドー・ド・ランクザン演出[Anéantis]に主演した翌年、セルジュ・ヴァレッティが彼のために書き下ろしによるパトリック・ピノー演出の[M.Armand di Garrincha]で演劇批評家組合の最優秀男優賞を、2002年にはアンドレ・アンジェル演出のゲオルグ・ビューヒナー作[レオンスとレーナ]でモリエール賞新人賞を受賞した。1993年にはウージェーヌ・デュリフ作の[Le petit bois] と2004年にセルジュ・ヴァレッティ [Le Nègre au sang] の演出もしている。
映画では、演劇同様、同じ監督に起用されることが多く、アルベール・デュポンテル監督の「Désiré」(93)と『ベレニー』(96)、オリヴィエ・アサイヤス監督の「Fin Août, Début Septembre/8月の終わり、9月の初め」(F/99)と『夏時間の庭』(08)、エマニュエル・ブルデュー監督の「Vers paradis」(03)と「Intrusions」(08)などに出演。そのほか、イブ・アンジェロ監督「Le colonel Chabert」(94)や、シルヴァン・モノ監督「Electroménager」(01)、ソフィー・フィリエール監督「Gentille」(05)、ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ監督『女優』(07/TV)他、多数の出演作がある。
2010年1月にジョアン・スファー監督による初の主演長篇映画「Gainsbourg (vie héroïque)」(09)がフランスで公開したほか、ジュディット・ゴドレーシュ監督「Toutes les filles plerurent」(08)、アモス・ギタイ監督「La Guerre des fils de lumière contre les fils des tenèbres」(08)も公開待機中である。
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