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愛おしき英国人中年男たちの、最高に楽しいバディ・ムービー!

ショービジネス界で活躍するスティーヴとロブは、イタリアの美食と景勝地を巡る取材旅を依頼される。極上の料理に旅先の恋。英国人中年男二人の旅は、笑いが絶えない旅となる。だが実は、それぞれが人生の曲がり角に立っていることを感じていた。旅の終わり、そんな二人が出会う心のご馳走とは?

2014年夏、ロスとニューヨークのたった3館で始まった公開が、瞬く間に全米204館の公開へと拡大、14週間のロングランを記録。
笑いが笑いを呼び、そして心に響いたその映画こそ、美食の国イタリアを舞台に、英国人中年男二人の旅が見出す人生の輝きを描く『イタリアは呼んでいる』。

主人公のスティーヴとロブは、気の置けない友人同士。どちらもイギリスでは知らぬ者のいないショービズ界の人気者だ。だが現在、スティーヴは、ロスでの俳優業が停滞期。長い間、離れて暮らす息子のことも気がかりで、少々メランコリックな精神状態。一方、コメディアンのロブのキャリアは順風満帆。だがギアチェンジして俳優の道でもビッグチャンスを掴みたい。良き家庭人という、いつもの自分からも解放されたい。

対照的な状況にある二人だが、太陽と青い海が待つイタリアで、視線を気にせず羽を伸ばせて、しかも美食を楽しめるとあれば、どちらにとっても、これはまさに“おいしい仕事”。二人は『ミニミニ大作戦』よろしく、ミニクーパーを駆ってイタリアを巡る。ライバル心も中年男のペーソスも、皆笑いに変えてしまうのが、彼らの真骨頂。ロブの無邪気な快活さに引っ張られ、シニカルだったスティーヴの心も晴れてくる。愉快な毒舌、破天荒な妄想話の競い合いやモノマネ合戦は、美食の旅のスパイスだ。『ダークナイト ライジング』のマイケル・ケインで火蓋を切ったモノマネ合戦。特に憧れの人アル・パチーノに関しては、神がかり的なモノマネを披露するロブ。ロバート・デ・ニーロでは負けないスティーヴ。エンターテイナーのプライドを懸けた真剣勝負、時には辛辣なアレンジも効いて、爆笑必至だ。

美しきイタリア、至福の旅。心に美味しい人生賛歌の誕生!

スティーヴとロブは、葡萄畑の広がるピエモンテ州の老舗トラットリアから、ローマの2つ星レストラン、海を臨むカプリ島のレストランまで、イタリア半島の西側を5泊6日で南下する。宿泊するのは、眼下にアマルフィ海岸などの絶景が広がる、『悪魔をやっつけろ』のロケ地となった5つ星の豪華ホテルをはじめ、歴史あるホテル揃い。加えて、イギリスを追われてイタリアに暮らし、波瀾万丈の人生を送ったロマン派詩人、バイロンとシェリーの足跡を辿る。

変化に富んだ美しい風景。ジビエから新鮮な魚介類まで極上の料理とワインにアバンチュール。だが実は、それぞれに人生の踊り場に佇み惑う“中年症候群”真っただ中の彼らにとって、この旅が意外にも人生に思いを馳せる機会となる。イタリアの至福の時間は、彼らの頭をほぐし、シンプルな心の声に気づかせていく。

旅の最終日、カプリ島の夕映えは、旅の終わりの寂しさに重なって哀愁を帯び、二人とともに至福の時を過ごした私たちの心に迫る。彼らそれぞれの選択を知ったとき、観る者の心は、人生の愛おしさでいっぱいになることだろう。

ドラマを輝かせる、即興性と作り込まれたイメージ

スティーヴを演じるのは、コメディアンとしてのバックグラウンドを持ち、近年では『あなたを抱きしめる日まで』の脚本でアカデミー賞®脚色賞にノミネートされるなど、多才ぶりを発揮する実力派俳優スティーヴ・クーガン。ロブに扮するのは、イギリスを代表する人気コメディアンのロブ・ブライドン。BBCの人気コメディ番組「ロブの『この年、おれ年』」の自身に扮した司会者役、七色の声を駆使した様々なナレーションなどで知られ、歌手としても活躍する。

それぞれが本人を演じ、しかもその役柄が虚実ないまぜとあって、演技は、ロブ曰く「自分を食べている感じ」だったという。ちなみに二人は実人生でも親しい仲。映画で飛び交うモノマネ満載の奔放な会話は、彼らの即興。息の合った一流エンターテイナー同士だからこそ、そして膨大な知識を持ち合わせているからこそ、成し得た驚異の“芸術”だ。会話がどこに着地するのか誰にもわからぬスリルは、本作の醍醐味のひとつ。

監督は、『ひかりのまち』、『イン・ディス・ワールド』などを手掛け、国際的にも高く評価されるイギリスの名匠マイケル・ウィンターボトム。生と死のイメージのコントラスト、あるいは『ローマの休日』『イタリア旅行』『軽蔑』など、二人の旅先の地を舞台とした映画のモチーフが、ドラマに陰影を与える。繰り返される哀愁に満ちた音楽は、ドイツのロマン派作曲家リヒャルト・シュトラウス「4つの最後の歌」の「夕映えの中で」

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英国のショービジネス界で活躍するスティーヴとロブは、イタリアは北から南まで素晴らしい眺望のホテルと美食を巡る旅という“おいしい”仕事を依頼される。
燦々と陽光あふれるイタリアで美食にワインに旅先の恋。笑いが絶えない旅に見えて実は、スティーヴとロブもそれぞれが人生の曲がり角に来ていた。
旅の友は人生の友。忘れられない旅が今、始まる!

イギリスでは知らない人はいない人気コメディアン、スティーヴ・クーガンとロブ・ブライドンは、数年前にオブザーバー紙からの依頼でイギリスの湖水地方のレストランを巡り、そのグルメ記事を書いたことがあった。それが好評だったのか、今度はイタリアでという依頼が2人に舞い込んでくる。

ロブは自分の名前を冠したトーク番組も成功を収め、仕事は順風満帆。年の離れた妻とまだ幼い子供の父親としての責任から一時解放されるイタリア旅行に心をときめかせる。一方コメディアンとしてよりも今は俳優として活躍するスティーヴは、ロサンゼルスで撮影していたTVシリーズが打ち切りとなり、ちょうど仕事の端境期。長い間離れて暮らしている家族のことも気がかりだが、この“おいしい”仕事を引き受ける。

黒いミニクーパーをレンタルし長くつの国、イタリアを北から南へ。素晴らしい眺望のホテルと美食の旅は、ピエモンテ地方から始まり、続いてリグリア、トスカーナ、ローマ、カンパーニャ、そしてカプリで締めくくられることになっている。

パスタ、ジビエ、シーフード、そしてスイーツ。料理も景色も極上。なによりお互いに良きライバルであり友でもある2人にとって、気の置けない友人との会話は最高のスパイスだ。まさに“甘い生活”を満喫する旅が始まる。

今回の旅ではレストランガイドのほかにイギリスのロマン派詩人バイロンとシェリーの足跡も辿ることになっていた。バイロンは放蕩の末、イギリスを追放され、イタリアで退廃の日々を送り、シェリーはこの地で没している。そんな詩人が残した詩は、中年男の感傷にぴったりだった。若い男女の楽しげな様子を見ながら、もはや中年男の自分たちは眼中にないことを憂いてみる2人は、バイロンが泳いだという“詩人の湾”に船で向かう。

哀愁の漂うこの土地のせいか、それとも中年期に差し掛かった歳のせいか、美しい湾を一望しながらも感傷的になるロブとスティーヴ。200年後、自分たちはどう人の記憶に残るだろう。もし、どちらか一人でも忘れられていなければ、だけれど…。

ちょっとしたアバンチュールを味わったロブに、アメリカ映画への出演依頼の話が飛び込んでくる。自室でオーディションに向けての練習をしながら、まだ自分はイケるという思いと、「アメリカでは無名の」二流俳優の自分なんか…という思いがロブに押し寄せてくる。

一方で、仕事もプライベートも踊り場状態のスティーヴにとっては、ロブの挑戦が胸をざわつかせる。
そんな日は、ドライブのお供として散々イジってきた歌手アラニス・モリセットの歌だって心に響いてしまう。「大丈夫 うまくいく」。

ローマで、スティーヴのマネージャー・エマと、女性カメラマン・ヨランダと合流することになった。街を歩きながらローマを舞台にした名作映画に思いを馳せる4人。

実はヨランダは、前回のグルメ取材の時にスティーヴが一夜を共にした相手なのだが、気まずい再会ながらちゃっかり親密な気持を抱くスティーヴ。ロブはロブで、“詩人の湾”で関係を持った女性ルーシーから「また会いたい」と連絡を受ける。

罪の意識は感じながらも解放された気分をもう一度味わいたい。シンプルな生きる歓びに満ちたイタリアは、次第に彼らに変化をもたらしていく。

エマたちと別れて再び2人になったロブとスティーヴはポンペイへ。2000年前の遺跡との会話の後に、カプリ島の絶景が望めるというホテルへ車を走らせる。

その頃、スティーヴは、別居中の妻とイビサ島にバカンスにきている息子ジョーに対して、きちんと父親としての役目を果たすことを考え始めていた。元妻に連絡し、息子とナポリで落ち合う約束をとりつけたスティーヴは、ロブの部屋を訪れる。ナポリに行くには、ロブが敬愛するアル・パチーノの『ゴッドファーザー』シリーズゆかりの地、シチリアには回れないことを詫びるためだ。翌日、ジョーと、彼を連れてきたエマを含めた4人はカプリ島へと向かう。カプリ島はいよいよこの旅を締めくくる場所だ。仕事、恋、地位、名誉、家族…人生の折り返しを過ぎた中年男ロブとスティーヴは、旅の最後にどんな心のごちそうを得るのだろうか。

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ステイーヴ・クーガン/スティーヴ

1965年10月14日、英国マンチェスターのミドルトン生まれ。

マンチェスター演劇学校(Manchester Polytechnic School of Theatre)で学ぶ。BBCのラジオ番組「On the Hour」で生まれた毒舌スポーツコメンテーターのキャラクター“ アラン・パートリッジ”はコメディアン、スティーヴ・クーガンの代名詞となる。その後番組は「The Day Today」と改名、テレビ化されて大ヒット。スピンオフ的に始まった「Knowing me,Knowing You with... ALAN PARTRIDGE」はカルト的人気を博し、3つのブリティッシュ・コメディ・アワードを受賞した。

2012年には、テレビスペシャル「ALAN PARTRIDGE:WELCOME TO THE PLACES IN MY LIFE」によって、5度目のBAFTA受賞。そして「Knowing me, Knowing You」の番組終了から10年後、アラン・パートリッジの映画化作品「Alan Partridge: Alpha Papa」(13)が公開され、全英一位を獲得する。

マイケル・ウィンターボトム監督作の常連でもあり、『24アワー・パーティ・ピープル』(02)、『トリストラム・シャンディの生涯と意見』(05/TV)、『スティーヴとロブのグルメトリップ』(10/TV)に出演。2013年の『ミスター・スキャンダル』(TV)ではソーホーの帝王の異名を取ったポール・レイモンドを演じた。

ハリウッド作品に出演することも多く、ショーン・レヴィ監督『ナイト ミュージアム』(06)『ナイト ミュージアム2』(09)、ソフィア・コッポラ監督『マリー・アントワネット』(06)、エドガー・ライト監督『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!』(07)、ベン・スティラー監督『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』(08)、ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス監督『ルビー・スパークス』(12)がある。他に、ジム・ジャームッシュ監督『コーヒー&シガレッツ』(03)、スコット・マクギー&デヴィッド・シーゲル監督『メイジーの瞳』(12)等。

スティーヴン・フリアーズ監督『あなたを抱きしめる日まで』(13)では、ジュディ・デンチの相手役として出演。本作ではジェフ・ポープと共に脚本を手掛け、第86回アカデミー賞®脚色賞ノミネート、第71回ゴールデングローブ賞ドラマ部門脚本賞ノミネート、第70回ヴェネチア国際映画祭脚色賞受賞、第67回英国アカデミー賞脚色賞受賞の快挙を成し遂げた。役者としてのキャリアに加えて、1999年にベイビー・カウ・プロダクションズをヘンリー・ノーマルと共に設立。テレビシリーズ『マイティ・ブーシュ』(03)や「GAVIN AND STACEY」(07)、近作では「HUNDERBY」(12)、「MOONE BOY」(12)、「Hebburn」(12)等を製作している。

ロブ・ブライドン/ロブ

1965年5月3日、ウェールズ南部のスウォンジー生まれ。

王立ウェールズ音楽演劇大学で演技を学ぶ。卒業前に、ラジオ・テレビパーソナリティーとしてBBCウェールズに参加。90年代初頭にロンドンに移り、アーティストの吹き替えなどを始める。最初に広く注目を集めたのは、2000年のコメディシリーズ「Marion and Geoff」(00-03)と「Human Remains」(00)で、共にブリティッシュ・コメディ・アワードを受賞。スティーヴ・クーガンのファンであったロブは、クーガンにデモテープを送り、それを気に入ったクーガンがロブをエンタメ界で引き立てるようになる。

そして、クーガンの人気キャラ、アラン・パートリッジの「I'm Alan Partridge」(02)に出演。その後『アガサ・クリスティー ミス・マープル』(04/TV)など数多くのテレビ番組に出演する。近年では、本作の元となった、クーガンと共演のテレビシリーズ「The Trip」(10)、自らの名前を冠した「The Rob Brydon Show」(11)、「This is Jinsy」(14)等がある。

架空のクイズショーの舞台裏で毒舌トークを繰り広げる、芸能界への皮肉も込めたコメディ・ドラマ『ロブの「この年、オレ年」』(06-07/TV)は日本でもWOWOWで放映された。ほかに、テレビ映画「The Best of Men」(12)、「Gangsta Granny」(13)等に出演。

ロブはその自由自在な声音によっても知られており、様々なテレビ映画や番組でナレーターをつとめている。アニメーションのキャラクターを演じたものも多い。

映画では、マイケル・ウィンターボトム監督の『24アワー・パーティ・ピープル』(02) 、『トリストラム・シャンディの生涯と意見』(05/TV)、『スティーヴとロブのグルメトリップ』(10/TV)に出演。他に、ガイ・リッチー監督『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(98)、デイヴ・マッキーン監督『ミラーマスク 幻想の国のヘレナ』(05/TV)等。

舞台では、北アイルランドのベルファスト、ライリック劇場で上演されたショーン・フォーリー演出〈The Painkiller〉(11)でケネス・ブラナーと共演。2012年、トレヴァー・ナン演出の〈A Chorus of Disapproval〉でウェスト・エンドデビューを果たす。2009年から行った、ロンドン ウェスト・エンドを含む国内87日間のスタンダップツアー「Rob Brydon:Live」はDVDリリースされている。

2009年には、チャリティ団体コミック・リリーフのチャリティソング「Islands In The Stream」をルース・ジョーンズ、ロビン・ギブ、Sirトム・ジョーンズらと歌い、この曲はUKシングルチャートの一位を獲得した。

マイケル・ウィンターボトム(監督)

1961年3月29日 、イギリス、ランカシャー州ブラックバーン生まれ。

オックスフォード大学で英文学を学んだ後、ブリストル大学で映画制作を学ぶ。テレビでミステリー・シリーズやドキュメンタリーを数多く手がけ、テレビ用に製作された『GO NOW』(95)が各地の映画祭で評判となり劇場公開されたことが映画界への足掛かりとなった。同年『バタフライ・キス』で映画監督デビュー。同作は、第45回ベルリン国際映画祭のコンペティションに正式出品された。翌年、文豪トマス・ハーディの原作を映画化した『日蔭のふたり』(96)が、第49回カンヌ国際映画祭監督週間・マイケル・パウエル賞を受賞するなど批評家たちの高い評価を受ける。1997年、ボスニア紛争を描いた『ウェルカム・トゥ・サラエボ』が第50回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品、翌98年には『アイ ウォント ユー』が第48回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式出品されるなど国際的評価を高めた。その後、マイケル・ナイマンと初タッグを組んだ英国インディペンデント映画賞最優秀作品賞受賞作『ひかりのまち』(99)、再びナイマンと組んだ『めぐり逢う大地』(00)、音楽映画『24アワー・パーティ・ピープル』(02)、SF映画『CODE46』(03)とジャンルにとらわれない幅広い作品を発表。2002年、亡命のためイギリスを目指すパキスタン難民の少年をドキュメンタリー・タッチで描いた『イン・ディス・ワールド』で、ついに第53回ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞。イギリスを代表する映画監督の地位を確固たるものとした。その後も『グアンタナモ、僕達が見た真実』(06)で第56回ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)を受賞。

この他に『9 Songs ナイン・ソングス』(04)、『トリストラム・シャンディの生涯と意見』(05/TV)、『マイティ・ハート/愛と絆』(07)、『キラー・インサイド・ミー』(10)、スティーヴ・クーガンとロブ・ブライドンを主役に据えイギリス湖畔地方のレストランを巡るロードムービー『スティーヴとロブのグルメトリップ』(10/TV)、『トリシュナ』(11/F)、5年の撮影期間で家族の変遷を映し出した『いとしきエブリデイ』(12)、再びクーガンとタッグを組み、性風俗ビジネスで巨万の富を築いた実業家ポール・レイモンドの人生を描いた『ミスター・スキャンダル』(13/TV)、アマンダ・ノックス事件の映画化「The Face of an Angel」(14)など、精力的に作品を発表し続けている。

メリッサ・パーメンター(プロデューサー)

マイケル・ウィンターボトムの製作会社であるレヴォリューション・フィルムズに10年間プロデューサーやライン・プロデューサーとして携わる。

2004年のウィンターボトム監督作品『9 Songs ナイン・ソングス』に、アソシエイト・プロデューサーとミュージック・スーパーバイザーとして参加。初めてプロデューサーを務めた作品は、BBCが出資した、イギリスの有名アーティスト、トレイシー・エミンの映画監督デビュー作「Top Spot」(04)。その後はマイケル・ウィンターボトム監督『グアンタナモ、僕達が見た真実』(06)をアンドリュー・イートンと共にプロデュース。その他のウィンターボトム監督では、「Genova」(08)のライン・プロデューサー、「The Shock Doctrine」(09)の共同プロデューサー、テレビシリーズ「The Trip」(10)、『スティーヴとロブのグルメトリップ』(10/TV)、『トリシュナ』(11/F)、『いとしきエブリデイ』(12)、『ミスター・スキャンダル』(13/TV)のプロデューサーをつとめる。「Genova」(08)、『キラー・インサイド・ミー』(10)では、オリジナル音楽の作曲も手掛けており、パーメンターのピアノ音楽は、ウィンターボトム監督『マイティ・ハート/愛と絆』(07)と『9 Songs ナイン・ソングス』(04)、初プロデュース作品「Top Spot」に起用されている。

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